test

〒731-5135 
広島市佐伯区海老園1丁目3-21
広電 楽々園駅、佐伯区役所前駅からそれぞれ徒歩約7分

hypertension 高血圧症

高血圧症

高血圧症とは、血圧が高い状態が持続することです。血管の壁にかかる圧力が高い状態が続くことで、動脈硬化が進行します。血圧が多少高くても、体がしんどいくてつらいなどの自覚症状はでません。自覚症状がないままに、ゆっくりですが確実に多くの臓器に悪影響(合併症)を引き起こします。高血圧症を放置することで危険性が高まる病気の代表は、脳卒中(脳出血)です。脳卒中を予防するために、高血圧症を治療すると言っても過言ではありません。高血圧症の原因として日本人に多いのは塩分過多ですので、まずは減塩から始めます。中には、高血圧症を引き起こすホルモンの病気(原発性アルドステロン症など)が隠れている方もおられますので、特に初めて高血圧症を指摘された方は、原因をきちんと見定めてから治療を開始します。治療薬には多様な種類がありますが、その中の一つをとりあえず飲めば良いというものではありません。ご年齢、慢性腎臓病や糖尿病などの他の病気をお持ちかどうかによって最適な薬を選択する必要があります。当院では、患者さん一人一人の背景と病態をきちんと把握した上で、適切な治療薬をご提案いたします。

家庭血圧の測定

当院では、クリニックで測定する血圧(診察室血圧)とともに自宅で測定する血圧(家庭血圧)を大事にしています。どちらか一方ではなく、両方が同じくらい大事だと考えています。
診察室血圧は高めに出やすいです。これは、普段とは違う環境での測定であること、医療者が目の前にいると緊張することなどが原因します。診察室血圧だけで降圧薬の調整を行うと、どんどんと薬が増えていくことが多いです。診察室血圧は高いけど、家庭血圧は安定しているのであれば、薬を増やさずに経過をみるという判断ができます。 『それならば、家庭血圧だけ測れば良いのでは?』と思われるかもしれません。診察室血圧を測定する理由は、「軽度の緊張状態(ストレス状態)にあるときにどれくらい血圧が上昇するのか」をみたいためです。例えば、家庭血圧 120/65mmHg だけど、診察室血圧 170/95mmHg の患者さんがおられた場合、「今すぐに薬を増やす必要はなさそうだけど、冬場に外出するときには寒さで血圧が上がりやすいと思うから、しっかり着込んで外出してくださいね。家の中でもトイレやお風呂に入るときに、なるべく温度差がないような環境にしてくださいね。」とご助言ができます。

TOPへ