treatment method 主な治療方法

食事療法
糖尿病のあるなしに関わらず、栄養バランスのとれた食事を規則正しい時間に1日3食食べることは基本です。ただ、分かってはいるけれども、仕事や家事育児などの理由で現実には難しいのが実際のところかと思います。当院では、杓子定規に、教科書的な食事指導を行うのではなく、現実の生活をみながら理想に近づけるにはどうしたら良いかを、栄養士や看護師とともに考えながらご提案いたします。出来ない理想論を上から目線で一方的に押しつけることはしませんのでご安心下さい。

運動療法
ウォーキングなどの有酸素運動をすることでインスリン作用を改善して、血糖値を下げることが期待できます。目安としては、1日20-30分以上の、少し汗ばむ程度の運動です。
景色を楽しむ程度の散歩では効果が期待できません。少し汗ばむ程度を目安としてください。理想的には毎日することですが、面倒くさい日もあるでしょうし、天気が悪い日もあります。そのような日は無理せずお休みして構いません。2日休んだら、その次の日は頑張ってやるくらいの気持ちで、細く長く続けていきましょう。
【注意】合併症の状況によっては運動療法を行わない方が良い場合があります。必ず主治医の指導の下で行って下さい。

薬物療法
血糖値を下げる薬は飲み薬だけでも9系統あり、発売する会社の違いもあわせると30種類以上になります。そこに、週1回の注射薬、毎日する注射薬(インクレチン関連薬、インスリン製剤)も加わります。選択肢はたくさんありますが、ご要望を伺いながら、患者さん一人一人の病態に合わせた薬剤をご提案いたします。